先日開催したシルバメソッドで再受講にいらした原田さまよりシルバのテクニックを活用して減量に成功したという体験談をいただきまた。「私、今スト レスで太りぎみかなぁ」という方や、「ストレスがたまりやすい生活で…」という方に大変参考になるお話です。是非お読み下さい。
須崎先生
こんにちは。原田と申します。1月の基礎コース、2月の卒業生コースでは再受講させていただきありがとうございました。
今年にはいって10kg減量した体験がありますので、ちょっと文章にしてみました。
シルバメソッドで10kg減量
●ストレスの多い仕事
私は貿易関係の会社に勤めておりますが、3年半前に今の部署に異動になり、国際入札に応札し、新規のビジネスを追いかけていくような仕事に携わっています。
入札の締め切り間際になると、入札の準備や社内稟議に忙殺され、深夜残業や休日出勤が続き、非常にストレスが多い不規則な生活を送ってきました。
●増え続ける体重
多忙なため運動する時間もありません。体が疲れており栄養をつけようという意識が働くためかカロリーの高い食事を取ることが多くなりました。
肉類など味の濃い食事をするとデザートにアイスクリームなど甘いものがついつい食べたくなります。また長時間オフィスにいるため、チョコレートや飴、スナック菓子など、仕事の合間に間食をすることも増えました。
さらに、仕事を終え疲れて帰宅する途中で、光に引かれる蛾のようにコンビニに引き寄せられ、何かと食べ物を買ってしまいます。
要するに、運動もせず、ストレスを食べることで紛らわしている生活を続けた結果、異動前に70kgに満たなかった体重は増え続ける一方でした(私は身長は174cmです)。
●ダイエットは難しい
ダイエットを試みようとした方は経験があると思いますが、ダイエットとはなかなか続けるのが難しいものです。
私も例外ではなく、この3年間半のあいだ思いついたようにダイエットにトライして、その度にいくばくかの結果を得るものの、結局気がつくと元通りという生活を送ってきました。
●シルバメソッドを思い出す
今年(2004年)の1月2日に体重計が79kgを示したとき、私の頭に浮かんだのは、昔、西田敏行が主演していたテレビドラマ『池中玄太80キロ』の タイトルで(歳がわかってしまいますよね)、「80キロ=デブ」であり、これはアカンと思いました。絶対に今の部署の異動前の体重に戻そう、10kgやせ ようと決意しました。
残りの正月休みに、どうしたらよいかを必死で考え、昔受講したシルバメソッドに「体重のコントロール」というものがあったのを思い出し(正確には「食習慣のコントロール」でした)、もう一度SMCに取り組む決心をしました。
●レベルに入る感覚
まずテキストを引っ張りだして読み直し、レベルに入る(リラックスする)感覚を思い出しながら、「ロングリラックス」のテープを聞き始めました。レベルに入る感覚はすぐにつかむことが出来て「体というものは、一回やったことは覚えているんだなあ」と妙に感心しました。
ただ困ったのは、練習時間はどうしても仕事から帰ってきてからとなるので、疲れていて椅子に座る気力がわかず寝ころがって練習していたために、必ずテープの途中で寝てしまうことでした。
これは、「朝早起きして椅子に座って練習するしかない」と思い、いつもより1時間早く起きて実行を始めたところ、非常に深くリラックスすることができ、あまりにも気持ちが良いのでシルバメソッドが朝の楽しみになりました。
●食習慣をプログラムする
私がダイエットにあたって、シルバメソッドで具体的にやったことは次の通りです。
1.テープを聴きながらリラックスし、自分が10kgやせた姿(=69kgになったところ)をイメージする。体重計は69kgを指し、今はいているスボンのウエストがだぶだぶになっている姿を想像しました。
2. 次に、甘いもの(アイスクリームやコーラの類)や間食に食べていたお菓子の類に、かたっぱしから赤いバツをつけていきます。カロリーの高そうな食事も赤バツをつけました。
3.また、本当におなかが空いたときに食事をし、より少ない量の食事で自分自身が満足している姿をイメージしました。また食事の合間にお腹が空いたとき、3回深呼吸をすることによって食べたい気持ちが消えるようにプログラムしました。
「アルファブレイクNo.2」のテープを聴きながらリラックスし、テープのナレーションが終わったところで、以上3点プログラムを行いました。
●不思議なこと
まず、間食を一切しなくなり、甘いものを食べたいとも思わなくなりました。一度お酒が入ってコンビニに寄った夜、アイスクリームに手が届きそうになりましたが、ガラスケースのところに赤バツが浮かんできて、結局買う気を失いました。
また、以前は食事時間になると、空腹であるなしに関係なくかなりのボリュームの食事を取っていたのですが、空腹でないときは別に食べなくても平気でしたし、食事を取るときも少ない量で満足できるようになりました。
その結果、みるみるうちに体重が減っていきました。不思議なのは、「我慢する」ということがほとんどなく、あるいは「我慢する」にしても「ほんの 少しの我慢」で食生活のコントロールが出来たことです。シルバメソッドのプログラムというのはすごい力をもっているのだなあと思いました。
●10kg減達成
間食を一切やめ、食事の量が減り、また自然にヘルシーな食事を取ることになった結果、1週間毎に1-2kg体重が減っていきました。2月14日の朝に体 重計にのったとき、ちょうど10kg減の69kgになっていました。まったくたいした「我慢」も努力もなく、あっけない目標達成でした。
私の仕事は事務系で机の上に一日中座っているような仕事ですので、一日の必要カロリーなどたいしたことがないのでしょう。結局、いままでストレス もあり必要以上に食べ過ぎて太っていたのが、リラックスでき、自分の食習慣をコントロールできるようになった結果、自然に減量ができたのでしょう。
ただ私の場合、今までのストレスがすさまじいものであったために、結果がやや劇的であったかもしれません。
●願望達成の鍵
シルバメソッドでは、願望→確信→予期というのを学びますが、今年の正月に私が「10kgやせたい」と思ったとき、それは単なる願望でした。シルバメ ソッドを始めて体重が順調に減り始めたとき、その願望は「これはいけるのではないか」という「確信」になり、やがて「目標に到達しないわけがない」という 「予期」に変わりました。この「願望→確信→予期」というプロセスは、あらゆる願望の達成のプロセスではないかと思います。
ダイエットしたいということは、よくよく考えてみると、人が自分自身の人生に対して持つあらゆる願望に比して、まあ比較的容易に達成できることのように思えます(達成してしまったから大口たたくのですが)。
体重が減ったことよりもっと重要なことは、私がいわばこの「比較的容易なケースワーク」を通じて、「願望→確信→予期」という願望達成の鍵を理解したといことではないでしょうか。
シルバメソッドを前に受講しておきながら、たいして活用しないまま放ったらかしにしておいたのは実にもったいなかったと思いました。
●よりよい人生へ
シルバメソッドのテキストを開くと、ホセ・シルバの「人間本来の能力に目覚め、それを最高度に発揮する道をさぐろう」という言葉が表紙の見開きにあります。
人間は本来たいへんな能力を持っているのに、ほとんどの人は、ストレスから、あるいは他人からの根拠のない刷り込みや自分自身の根拠のない思い込みから、その素晴らしい能力を制限するような生き方をしているのでしょう(これは私に対する自戒でもあります)。
シルバメソッドはリラックスすることによって人間本来が持つ能力を自覚し、今まで取り込んでしまった「人間本来の能力の発揮を制限する否定的要素」を取り除き、人間本来の能力を発揮し、よりよい人生をつくっていこうというプログラムではないでしょうか。
とりあえずは、ダイエットするとか、朝早く起きるとか、その種の身近なことから始め、本当に自分のやりたいことが実現する、よりよい人生をつくっていけばよいのだろうな、と思います。
原田さま、具体的でたいへん参考になる体験談をいただきまして、ありがとうございました。
このHPをご覧になる方には、きっとストレスのたまりやすい環境でがんばってらっしゃる方がはたくさんいらっしゃると思います。そんな方達へ非常に役立つ情報だと思います。
この10kgもの減量という成功体験をきっかけに、更なる目標達成・ご活躍を期待しております。また再受講にいらしてくださいね。ありがとうございました。
シルバメソッド8・代表
須崎恭彦